Web制作におけるUXの実践~設計から解析まで~に行ってきたよ!
行ってきたよ〜!セミナー翌日にスライドがシェアされたです。嬉しい。今見てます。
blog書くならogp用にちゃんと写真狙って撮っとかないといかんのだけど、そもそもアンタ何しにきたん?インスタグラマー希望なの?って思われたくない小心者でして、結果、こんな写真撮ってみました。
今撮った、今。
4時間半、最初から最後まで高密度なセミナーで、そのまま書くと本みたいな量になるので...いくつかピンポイント的に書きます。数日かけて本一冊読むくらいの情報量ありました。だいたいセミナー参加すると2割以上(たまに5割くらい)理解不能で帰ってくる人なんですが、枌谷さんのお話「???」って一回もならなかった。さすがユーザー体験改善のプロ。
■まずはUXについて
UXの話するなら外せない”モノからコトへ”のお話からスタートです。Instagramは高性能だから使われているのではなく、ユーザー体験が良くて使われている。など。
■スマホの台頭
ネット=PCだった時代はだいたいどのシーンで使われているかは固定されていたので必要なかったが、スマホ=いつでもどこでも使える今、いつ、どこで、どんな風に使われているのか、シーンを考えて設計する必要がある。
■商材の認知前から使用後まで
ベイジを知っててセミナーに参加した人は?との問いに8割方挙手されていたのに対し、カスタマージャーニーマップを作ったことある人は?はほぼほぼいなかった。
わたし、ベイジさんを知らないで参加というモグリ具合でしたが、CJMはUX Fukuokaの勉強会で作らせてもらったことがあります。ほんとに商品を使用している様子を側で見ながらメモして。半日がかりで相当な重労働だった割には全く時間足りなくて・・・
あんな経験、そうできない。本当にありがとうございました。(ここでお礼)
↑ 正解は、4番!
ウェブサイトは「4. 商材の認知前から利用終了まで」の一部分。そのサイトに来る前はどうしていたのか、来た後はどういう行動をしているのかまでがUXの検討範囲です。
”UXの改善=使いやすくすること”と勘違いされがちだが、そういうわけではない。
(使いやすい方がいいけど、そういうことじゃないのよ、というお話)
■ベイジにおけるUXとマーケティング
ベイジさんではマーケティングに寄り添わないUXがあった場合、マーケティングを取るということでした。究極のところはマーケティング優先。いろいろ悩む部分なので、このお話聞けて良かった。
例)商品の苦情も掲載したLP
・・・ユーザーにとっては有益かもしれないが、商品は売れにくい。
例)金額を明示したサイト
・・・ユーザーにとって分かりやすいかもしれないが、金額だけに目をつける層が集まってしまうかもしれない。
例)問い合わせしやすいフォーム&即返答する体制
・・・ユーザーにとって使いやすいかもしれないが、手のかかる層が集まってしまうかもしれない。
(正確にメモできてないので雰囲気で自分が書いてます↑)
■セグメンテーション
年齢によるセグメンテーションはただデータを集めやすいだけで意味がないことが多いが、これをやっている顧客もまた多い。商品が「白髪染め」ならアリだが「スマホ」ならあまり意味がない。ニーズによってセグメンテーションを行う。どうセグメンテーションするかはマーケティングセンス。
■ターゲティング
一番ユーザー数が多い層をターゲットにするのではなく、一番伸びしろがある層をターゲティングする方法もある。
例)90%の既存顧客向けにサイトを作りたいという要望
・・・すでにサイトなくして成り立っている顧客向けに作るより、残り10%に最適化したサイトを作って顧客数を伸ばす方が良くないか?
■アイデアリスト
(UX調査の)長い旅を終えた時点でアイデアを出すより、調査しながら、ペルソナ作りながら、ストーリーを作りながらアイデアをメモしておく。
■ワイヤー(制作時や運用時も)
アイデアリストを画面に落とし込む。ここでうっかりUXやマーケティングの視点を忘れて作ってしまうことがあるので注意。UXやマーケティングの分析内容から乖離しない。(特にお客様が飛んじゃうことが多いので引き戻す)
(調査から制作までワンストップでやるとなると、ここで制作モードのスイッチ入っちゃって飛んじゃうとかあるだろなーって思いました。ブレないって大切。)
後は、KPI設定のコツ・ブランディング・お客さん選びのコツなどなど、盛りだくさんでした!(すみません、blogいつも7〜8割くらい書いて力尽きる・・・)
プロトタイプツールのお話で「文章を書き込めないからUXの意図が書き込めなくて結局パワポ使ってたりする...」というの、丁度今、「共有用にメモ入れたいんだけど・・・あー!!」ってなってたので、うんうんってなりました。笑
あと、これはベイジさんならではかもなんですが、どうしてもカスタマージャーニーマップとか、表とかでは見えてこないものがあるので、ペルソナが主人公の小説みたいなの書かれたりするそうです。そうすると「画面をキャプチャしてLINEで送った」「ボタンが9個並んでいてどれで予約できるか迷った」などという行動がリアルに出てくるのだとか。徹底してる....すごい。
配布していただいたスライドは、サイト制作時の参考書に決定。
〜余談〜
セミナーの帰りにささマルシェでマフィン購入
今回セミナーに参加できたのは平日昼間開催であったことが大きかったです。終了は17時半。息子が小学校から帰ってくるのが16時半。晴れてた&会場になったビルの地下が駐輪場だったのでバイクでぶっ飛ばして帰れたおかげでお留守番時間約1時間半程度で参加できました。
福岡まで来て下さった枌谷さん、企画してくださった山田さんに感謝です。ありがたい。貴重な時間となりました。ありがとうございました!