FITS2016に行ってきたよ。--「これから先、人が創るもの、テクノロジーが創るもの」WIRED日本版編集長 若林恵氏
これ行ってきたよ!
最初の登壇者はWIRED日本版編集長の若林恵氏。
これから先、人が創るもの、テクノロジーが創るものわたしたちはテクノロジーとどう向き合うべきか
テーマこれ。事前に見てたけど、サッパリわからんまま聞く。すげーおもろい。
書いちゃダメとかなにも言われてない気がするけど、全部書いていいのか不安になるレベルでなかなか聞けないオモシロ話ぶっ込んでくださいました。「悪口用意してきた」って。
「バカほど市場、市場と言いたがる。考えることを放棄している。」
グロースハック/マーケティング/アドテクとかの世界とUXの考え方って、相反したり、一緒だったり、勉強不足の身には時にこんがらがったりするのですが、メディアの方の意見もまた見えてる部分が全然違って面白いなぁと思ったです。(感想)
例題として、元、某有名メーカーの人で、現話題の研究所の人の発言が取り上げられました。
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「皆(市場)が家で映画を見たいという欲求からDVDという素晴らしい製品が生まれた」市場が製品を作るという発想。人間の欲望が経済をドライブしてきたと本当に思っている。
スマホが世に出る前に「すっごいスマホ欲しい!」って思ってた人はいるのか?iPhoneは(市場からではなく)ジョブズの理念から生まれたものだ。
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イノベーションする時にまず市場を見るというのが本当に妥当なのか?という疑問を投げかけられました。マーケット=(イコール)社会という考え方はもう、気の毒になってくると。親、子育てといった、マーケット化されないモノもある。
「理念がない会社がいっぱいあって、会社ってのはそれでも回るモノ」という話になり、「でも、一体どうやって生きてるの?って。」と言われた時、今、自分の働き方をよくよく考えて、来年は「自分の目指すところの働き方からブレない」を目標にしようって考えてる最中だった自分に割とグッサリ刺さりました。そんなスケールの小さい話をされてたわけではないと思いますが。笑
数字でKPI計る側に問題提起する若林さん。メディアというものは本来、数字が目標では無くむしろどうでもいいと思っている。面白いと思うモノを出すことが目的、それをエンジニアチームに理解させるのに苦労するんだそうな。おもろい。
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エンジニア「記事を三分割しましょう。PV上がりますよ」
若林さん「三倍になるよね」「詐欺じゃん」
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広告取る以上、そういうことが大事なのはわかるけどさって。「ミッションを間違えている」これも刺さった。Welqについて多くは語られませんでしたが「メディアを広告のつもりでやってる」「メディアはそんな甘いもんじゃない」みたいな感じでした。
その流れと、AIの流れから、今必要なのは結局「社会的な教養」だ、という話にもなりました。
障害者の方の話。マス化できない部分で、何が正解か?=その人個人に合うモノ。全てが個別のソルーションになる。
メルセデスの話。運転者を守る車を作るのか、歩行者を守る車を作るのか。多数を守るのか少数を守るのか。
僕らは何を価値として生きているんだっけ?というところに戻る。本当に自分の頭で考えないといけない。市場に聞いても意味がない。
ここからは私(受け手)の想像ですが、若林さんの言いたかったのは市場を見ることは無意味というわけではない(必要なこともあると言われてた)今回のイベントの大きなテーマにAIというモノがあり、AI(人工知能)に対し、人間は自分で考えることをやめてはいけない、ということなんじゃないかなぁ、と。
書き切れない!
もうダメ、以下はしょります。ほんとごめんなさい。ただこれだけは言える。すごい面白かった。笑
人間中心設計の勉強会 #1 行って来たよ。
自転車で行って来たよ!
UXの勉強会とか読書会は基本平日の夜です。だって昼やっても社会人の人来れないもんね。そんな事情もあり、母親業兼任してるとほぼ参加できません。今回は珍しく金曜夜だったので、中級者ではないことわかってて無理矢理参加してきました!(中級者向けだった)
内容は、人間中心設計スペシャリスト&専門家の試験の内容の紹介。コンピタンスって言葉覚えました。
休憩のときにヨシカワ先生が「再現性のあるものじゃないとダメ」って付け加えてたのは、分析材料としてピックアップするものは、特定のユーザーだけで現れるものではなくてある程度どのユーザーでも現れるものじゃないとダメってことだったのかな?それとも試験で提出するUXD実例は、もっかいやっても再現できるくらい確実性があるものでないとパスしないって意味だったのかな。いっぱい入ってた連絡チェックしててしっかり聞けなかったから後で聞こっ。くらい思ってたら、聞けなかった。
受験資格ない(組織に属してないし、3~5個提出するUXD案件もない)ので、ふむふむって聞くだけになってたんだけど、全13項目のUXDの段階の説明を見ながら、ここまでやったらいいもの作れるやろな~って思いながら聞いてました。
そいえば主催者さんが「グロースハックはThe定量調査」とおっしゃっていたんですが、やっぱABテストのイメージかな、結果が数値で出てくるし。浅野先生にも「ABテストなんてやっちゃダメ」って言われた。もしかしてABテスト(グロースハック)とUXDって対局扱いなのかな。
グロースハックする時って、直取引でない限り、ユーザーテストとか、ユーザーインタビューはやれないからUX要素はあんまないのかもだけど、ターゲット設定して、仮説立てて(仮定ではあるけども)ユーザー目線で変えていくから、自分はUXDの話聞くたびに、参考になるなぁって勝手に思ってました。定性の要素多分にあるというか、定性で作って定量で結果出る気がする。
定性と定量の意味わかってないだけかもしれん・・・?勉強したことない、そいや。ググって説明書き1~2行読んだことあるだけだもんね。
個人的にはなおこさんと小柳さんのやりとりが面白かったデス。笑
UXシンポジウム2016福岡行ってきたよ。【ラーニングバー編】
【ラーニングバー編】これ、おまけじゃなくて「セッション&ラーニングバー」ってくらい、重要度高いと思ってのぞみました。チーム分けの時、デザイン系のトピックに行きたい気持ちを抑えて、全くやったことないだろお前的な「分析」トピックへ。
◆刺さったこと
・田舎:福岡は東京のターゲット。
・既存のビジネスモデルにUXを足すのは間違い。従来のビジネスモデルとは真逆。
・データだけ見ていても新しいモノは生まれない。
・何か困っている所はないですか?と聞いてはいけない。聞くと嘘をつく。観察する。(去年やったサイレントニーズ?)
「田舎:福岡は東京のターゲット」は、おいおいおい、福岡それでいいのかしっかりしろよ、って意味です。(多分)各チームの発表に対する浅野先生と倉光さんのツッコミ聞きながら、福岡、しっかりせないかんってド素人ながら思いました。
調査した所とは違うところから問題点持ってきて分析して結論出してたチームにNG出てたのが印象的でした。(あれが「俺ペルソナ」?)あ、あれやりがちなやつだ。って思いながら見てたので、我が身を振り返るのにも良かった。
◆チームディスカッション
人が集まりすぎて二つに分けられました。その上での我流さんの仕切りを目の前で拝見できて勉強になりました。動物占いでファシリテーションスタート。東京から来られていたアプリ開発のエンジニアさんのお話、さ、さすが東京。ってやっぱ思った。ユーザーに声かけて、実際にユーザーテストしてってやってるんやもん。「(ユーザーインタビューをしてみたけども)本当のユーザーに出会えなかった」という我流さんのお話もなるほど。って思いました。学生なのにインターンでアプリ開発してる女の子、めちゃくちゃかわいいのにすごいことやってて話してて面白い!学生さんや若い子といろいろしゃべったけど、みんな名刺持って無くて、FBでも探せず、とても残念。(そもそも若い子ってFBあんまやってないよね 笑)
【番外編】煮込み屋
あんなにいろんな内臓食べたの人生初。宮崎・北九州・飯塚いろんな所から日帰り参加の方々が。沖縄の方もいらっしゃいました。私は逆に天神でなく大名だったので、あっという間に家について楽ちんだったー。最後の最後に倉光さんに自分のアカウントのレポート画面見せれて大満足←
※「ラーニングバー」を思い出せず「コーヒータイム」とか言ってごめんなさい。
UXシンポジウム2016福岡行ってきたよ。【セッション編】
【セッション編】UXシンポジウム行って来たよ。書きたいことだけ書いたよ。でも長いよ。ほとんどはしょったのに長いよ。もうどうしようもないよ。笑
ノートにまとめたけど、見ても説明ないとわかんないしデータはない(紙に書いたw)ので、省略。
◆思ったこと。
去年のUXフォーラムの時の坂本さんのセッションがさっぱりわからなかったレベルのまま、先月あったIA/UXのセミナーに合わせて坂本さんの本を読もうとしても難しくて全然先に進まず。やっとこさ20ページ読んだとこで今回の浅野先生のセッション聞いたら、なんかわかる!東京の友人に勧められた「誰のためのデザイン?」も図書館で借りても借りてもほんの数ページしか読めず、本格的に頭悪いんじゃないかと心配してたけど、アフォーダンスの説明キター!ってなって、完全に無にはなってなかった良かった頑張ろうと思いました。
◆刺さったこと。
・40歳以上は一昔前の価値観を持っている。美しいモノを作りたがる。今はサービスの設計が必要。
・モノの利用シーンは年代によって違う。若い人は利用シーンを知っている。40代は今まで生きてきた利用シーンを捨てきれない。
血管年齢は実年齢-1歳程度と数値上はキッチリ年相応の私ですが(データって嘘つかない)見た目は5~6歳下に見られる事も多く。若い若いと言われて調子に乗ってる自分でも、えっ、しっかり価値観古いじゃんって焦りました。デザインは見た目を良くすることではないと日々学び、実践しようとしてるのに、どうしてもそっちに寄りになるので。それに、自分の周りの非デザイナーの友人も、見た目重視な人多い。でもUXDとか言ったってカッコ良さは必要じゃん論にも、ダサくったってユーザーファーストならそれでいいじゃん論、どっちにも共感はしない方です。(ややこしくてすみません)
・半径50m以内で暮らしてはいけません。by浅野先生
◆実践しようと思ったこと。
デザインレビューby CookPad 倉光さん
やり方
・6~7人でやる
・デザイナー同士でデザインをレビューしあう
・構造を言語化できるようになること
・・・・かと言って理詰めにならない。エモーショナルな部分も大事。
注意点
・人格否定ではない。あくまでデザインに対するレビュー。
・拒否はOK。決めるのはデザイナー。(あくまでアドバイス)
チームでやる理由
・クックパッドらしいデザインを議論するため。
「クックパッドらしいデザインを議論するため」のところ。つまりフリーランスなら必要ない部分だということでしたが、クライアントさんそれぞれに対して、その企業らしいデザインを作るって重要で、かつ難しいと実感しているところだったので、そこを仲間と議論できたらいいかもしれん。と感じました。
◆わからなかったこと。
今回に限らず「言語化することが重要」とよく聞きます。今回も浅野先生の時も、倉光さんの時も何度も出てきました。これが具体的にどういうことを指すのかわかってません。文章に書ける、ストーリーのあるデザインということなのかなぁ???
//*---------追記---------*//
なんで作ったデザイン(ビジュアル)を文章(言語)にしないといけないの???って不思議だったのですが、これが「これはどうしてこうデザインしたの?」「なんとなくカワイイと思って」「はいダメ」の、アレのことだとピンと来てなかっただけでした。デザインを言語化することが大事なんじゃなくて、言語化できる(課題解決としての)デザインをすることが重要って意味だったんですね。
すごく良い経験になったので、また福岡で開催されたらいいなぁ。
UX Japan Forum 2015 「サイレントニーズを探る」に行ってきたよ。--「サイレントマイノリティ」坂田 一倫 氏
テーマ「サイレントマイノリティ」
坂田 一倫 氏
株式会社リクルートテクノロジーズ UX デザイナー
◆「ユーザーの声を聞く」=万能か・・・? NO!!
・ユーザーの声を利用する・・・
ユーザーはこう言っています、だからこう作りましたという理由付けに
利用するパターン。 一見良さそうに見えるが、ユーザーは見たことも
ないモノを言うことはできない。見たこともないモノが本当のニーズの可能性は・・・?
・ユーザーの声を取り入れる・・・
ユーザーインタビューで得たデータを反映させるパターン。ユーザーに振り回されることも多い。
>>>ユーザーの声を実現しても(作った製品・サービスの)利用に至らない事も多い。>>>なぜか?・・・「なぜユーザーが(インタビューで)そう言ったのか」が理解でいていない=ユーザーの声に応えればユーザーが満足するとは限らない>>>結論 耳を傾けるべきは「ユーザーの体験」「ユーザーの声なき声」=サイレントニーズ
◆どうやってサイレントニーズを探るか?
問題解決よりも問題の再発防止を!
>>>声のみに耳を傾けていると再発する。声なき声を聞く。
(例)駅の発券機。ユーザーの声「わかりにくい」を受け、ここにお金を入れる、ここにカードを入れるといろいろと注意書きがしてある。しかし買う人は「券を買う」という行為に意識が集中しているため、注意書きが目に入っていない。つまり問題は再発しつづける。(ユーザーの声を聞いて解決したようでしていない)
UX Japan Forum 2015 「サイレントニーズを探る」に行ってきたよ。--「対話から始まるデザインプロセス」 村越 悟 氏
テーマ「対話から始まるデザインプロセス」
村越 悟 氏
Goodpatch リードUXデザイナー
★偉大なプロダクトは偉大なチームが作る>>プロダクトの失敗は対話不足
★コミュニケーションが良く取れているチームは熱量が高い。熱量が高いと信頼関係が生まれる。信頼関係があると成功する。
「目の前にいる人とコミュニケーションがうまくいくかどうかは、相手が何を理解できていないのかをきちんと理解するというこちらの能力にかかっている」
<対策>
熱量を上げるには・・・チームの人の愛するものについての熱いプレゼンを語ってもらう。プロジェクトの成否の8割はキックオフで決まる。よそよそしいまま始めるのが一番危険。
うまくコミュニケーションを取るには・・・過程と背景を可視化して共有する。(全員で、できればリアルに会って、中間成果物を共有する)そのプロダクトを作った背景やその製作過程が分かれば、デザイナーだけでなく全員が意見を出すチームになれる。(人が言語化できるのは言いたいことのごく一部。1000の会議より1つのプロトタイプ=試作段階の製品)
良いチームをつくるコツ・・・誰が何をしているか把握する。WhatよりもWho know what(組織全体が「同じ知識を記憶すること」ではなく、組織内で「誰が何を知っているかを把握すること」。専門家を巻き込んだり、詳しい人がいてくれたら、そこに聞くという体制。何でも話せる間柄が重要)